古民家岩穴・里山カフェ分福茶釜 廃業のお知らせ

1.能登半島地震による被災

2024年(令和6年)1月1日に発生した能登半島地震によって山の崩落が起こり、道路の遮断によって古民家岩穴のある岩穴集落は4日間孤立しました。集落の家屋(7軒)の損壊は激しく(全壊6、半壊1)で、全壊の6軒は後に公費解体となりました。

集落の住人は4名でしたが、折しも年末年始にあたり帰省者を含めて10名が滞在していました。ライフラインはすべてストップしていましたが、カフェ「分福茶釜」の食材、と「古民家岩穴」のオイルランプでしのぎ救助を待ちました。

北國新聞 令和6年1月6日

2.ボランティア活動

カフェ分福茶釜は半壊ですみましたがカフェと繋がる上下水道の損壊が激しく、早期の営業再開は困難でした。そこで美味しい珈琲を被災地の皆様に提供したいとの思いから「珈琲ボランティア」を行いました。

 

  期間:令和6年1月~4月末

    場所:能登半島15か所

 

                金蔵(輪島市)、門前町(2)、富来(2)、中島町(5)、田鶴浜、羽咋(2)、志賀町、石川スポーツセンター(金沢市)

 

内容:700人以上、コーヒー1,120杯・ココア131杯を提供

 

 

北陸中日新聞 令和6年2月12日

3.民泊「古民家岩穴」およびカフェ「分福茶釜」の廃業のお知らせ

岩穴集落で残っている家屋は古民家岩穴・カフェ分福茶釜だけになりました。その建物も損壊が激しく、上下水道を含めて復旧には多大な時間と費用を要すること、さらに岩穴集落に通じる道路の3か所で起こった山の崩落に対する保全工事が難航していることから営業再開は困難と判断しました。令和6年(2024年)8月31日をもって民泊「古民家岩穴」およびカフェ「分福茶釜」を廃業しました。

 

令和2年(2020年)7月の開業以来、4年間で延べ3000名を超えるお客様にご来店いただきました。従業員一同、皆様のご愛顧に心より感謝申し上げます。

里山cafe分福茶釜・古民家岩穴

店主 森田 孝夫

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